Departmental Bulletin Paper 林鵞峰『論語集注私考』について : 明代の著作の引用状況と『論語』解釋の特徴
A Study on Hayashi Gahoʼs "Rongo-shicchu-shiko" : The situation of Hayashi Gahoʼs quotation of the scholarʼs writings of the Ming Dynasty and the characteristic of his interpretation of "The Analects of Confucius"

関, 雅泉

17pp.1 - 14 , 2017-11-29 , 北海道大学文学研究科
ISSN:1347-0132
NCID:AA11597545
Description
國立公文書館に所藏されている林鵞峰の『論語集注私考』は、『論語』に關する解釋書である。鵞峰は林家の繼承者として、その學風は父の羅山から大きな影響を受けている。彼は朱子『論語集注』に基づいて解釋を加え、明代の著作を屡々引用し、強い關心を示している。本稿では、『論語集注私考』における明代の著作の引用状況及び鵞峰の解釋について考察し、さらに朱子『論語集注』と對比しながら、鵞峰の『論語』解釋の特徴を明らかにしたい。結論として、鵞峰は明朝から新しく渡來した書物を積極的に渉獵し、新古注を折衷する清原家の學問とは異なる見解を示している。また、『論語』解釋には朱子と違う點があるが、全體的にみれば、鵞峰の解釋の特徴は朱子の『論語』解釋を踏襲し、異學を排撃する朱子學一尊主義にあることは明らかである。
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