Departmental Bulletin Paper 遺伝医療の周知に向けた市民公開講座の試み : 現状把握と課題の抽出
Open Class to Inform the Public of Clinical Genetics : Holding on the Present Situation and Clarifying Issues

仲間, 美奈  ,  志賀, 友美  ,  二村, 学  ,  堀川, 幸男  ,  深尾, 敏幸

21pp.89 - 96 , 2017-06 , 北海道大学 高等教育推進機構 オープンエデュケーションセンター 科学技術コミュニケーション教育研究部門(CoSTEP)
ISSN:1881-8390
NCID:AA12317666
Description
 遺伝子解析技術の進展により,様々な疾患に対して遺伝情報を利用して診断できる時代がやってきた.遺伝学的検査への人々の関心や期待も高まっているが,遺伝子診療部の外来に訪れる来談者の遺伝学への理解や知識のレベルは様々である.生命情報の継承と個体間の多様性という遺伝学の本質と遺伝医療を周知するという目標を掲げた我々は,まずどういった人々が遺伝医療に関心があるのかを知るために2016年11月20日に岐阜大学サテライトキャンパスにおいて第一回市民公開講座を開催した.プログラムは「糖尿病と遺伝」「注目され始めた遺伝性乳がん」「出生前診断」「小児の遺伝性疾患」「遺伝カウンセリング?まずは相談してみよう!?」から構成され, 終了後来場者に任意のアンケートを実施した.来場者は39名で,34名(87%)から回答を得た.回答者の年齢は70歳以上が最も多く32%を占め60歳代(18%),50歳代(18%)と続いた.男女比では女性が男性の二倍, 住まいは岐阜市が71%,講座を知ったきっかけは「知人から」が最多の15名であった.面白かった講演として挙げられたのは「糖尿病と遺伝」が筆頭であった.講演全体への満足度も高く,次回開催時にも参加したいという回答が多く寄せられたが,参加者にとっての難易度の判定に問題点が見出された.次回に向けて開催の周知方法の工夫,講演別の達成目標の設定と聴衆の理解度把握,ハンドアウト配布などの策が挙がったので報告する.
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