紀要論文 荻生徂徠『大學解』における朱子學批判について
Criticisms on "Neo-Confucianism" in Ogyu-sorai "Daigakukai"

趙, 熠瑋

15pp.61 - 79 , 2016-01-15 , 北海道大学文学研究科
ISSN:1347-0132
NII書誌ID(NCID):AA11597545
内容記述
徂徠學の根幹は「古文辭學」である。荻生徂徠の「古文辭學」へのアプローチの作業は主に二つのルートで行われる。一 つは、「道」、「仁」、「徳」などの儒學基礎概念を再定義し、「徂徠學」の骨子を構築することにある。その成果としてあげら れるのは『辨名』『辨道』である。一つは江戸儒學の權威である朱子學の「四書」を注釋することによって朱子學を批判し、 自らの徂徠學の「正しさ」を確立することにある。その成果は『論語徴』、『中庸解』、『大學解』、『孟子識』である。本稿で は、徂徠の四書注釋の一冊、『大學解』において、反朱子學的な構圖をどのように構築されているのかを 證してみた。 證 の結果、徂徠の『大學解』では「古文辭學」という方法論のもとで、先王の道である「禮 」という中心テーマをもって、 『中庸解』、『論語徴』と連動し、獨特な徂徠流概念解釋で朱子学概念を置き換え、議論の 對象、實行の主體と實現の方法とい う三つの論點で朱子の『大学』注釋を批判している。
本文を読む

http://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/60570/1/15_019_zhao.pdf

このアイテムのアクセス数:  回

その他の情報