紀要論文 韓国語一型アクセントにおける アクセント単位の認定と特質
On the recognition and the characteristics of the accentual units in the Korean one-pattern accent

崔, 鉉鎭

15pp.213 - 252 , 2016-01-15 , 北海道大学文学研究科
ISSN:1347-0132
NII書誌ID(NCID):AA11597545
内容記述
本稿では,韓国語一型アクセントにおけるアクセント単位の認定と特質を 明らかにするための第一歩として,一型アクセントとして報告されている チョンヤン(青陽)方言を対象に考察を行う。当方言は言い切り形と接続形 の相違があり,言い切り形はA パターンとBパターンに分かれる。A パター ンは5音節以下で見られる音調型であり,Bパターンは一文節において6音 節以上である上で,複数のアクセント単位に分かれた際に最終アクセント単 位以外のアクセント単位に見られる音調である。A パターンと相補分布を成 している。当方言のアクセント単位は高い音調が1音節目あるいは1音節目 と2音節目にある場合を1つのアクセント単位とし,高い音調が3音節目以 降に現れるものは複数のアクセント単位からなるものと認定する。そうする ことにより,当方言の一型アクセントが体系的に捉えられる。アクセント単 位の認定に関わる要素には文節の長さと形態素の切れ目がある。この2つの 要素の適用範囲と順序には相違が見られ,文節の長さは一次的に関わる要素 として品詞や文節内部の構成と関係なく,文節の長さが6音節以上になれば 必ず関与する。形態素の切れ目は文節の長さにより,アクセント単位が複数 に分かれてはじめて関わるため,二次的要素といえ,アクセント単位の切れ 目の位置に関わる。アクセント単位が複数に分かれた際に,最終アクセント 単位以外のものはBパターンで現れる。A パターンとは相補分布を成してい るため,A パターンの異形態と解釈できる。
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