紀要論文 濱文庫新収資料「銭玄同致周作人書簡」について : 銭玄同,周作人,中村不折の書をめぐる日中文化交流
Qian Xuantong’s Letter to Zhou Zuoren in the Hama Collection of Kyushu University : A Case of Calligraphy Exchange between Japan and China

中里見, 敬

2017/2018pp.8 - 17 , 2018-07 , 九州大学附属図書館
ISSN:1881-35422432-8014
NII書誌ID(NCID):AA12150050
内容記述
昨年,濱文庫に寄贈された「銭玄同致周作人書簡」は,銭玄同・周作人・中村不折らの書をめぐる日中文化交流を背景とした興味深いものである.『銭玄同日記』の記述により,同書簡は1931年3月,銭玄同が周作人に依頼して購入した中村不折の筆で,お礼をしたためたものだと判明した.その筆は,東京の平安堂が製造した中村不折の用筆「龍眠」であった.中村不折と銭玄同はともに書家として,漢魏の隷書など北派の書に傾倒していた.1939年8月に周作人から濱一衛に贈られた書4点の作者たち(周作人,銭玄同,兪平伯)は,1935年1月5日に周作人邸で濱一衛が面会したことのある学者たちである.周作人は自宅の一室で寄宿を始めたばかりの留学生・濱一衛をすきやきパーティに招いて,自ら親友たちに紹介し,厚くもてなしたのである.
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https://catalog.lib.kyushu-u.ac.jp/opac_download_md/1935831/02_p008_nakazatomi.pdf

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