会議発表論文 信頼性重みを導入した個体群の収束点推定精度の向上

余, 俊  ,  高木, 英行

13pp.59 - 63 , 2017-09-01 , 進化計算学会
内容記述
進化パスは個体群の進化方向を示す有用な情報を持っている.親個体から子個体への方向ベクトルを移動ベクトルと呼ぶことにすると(本論文での親個体と子個体を,各々,低fitness 個体,高fitness個体と読み替えてもよい),進化計算の収束点はこれら移動ベクトルから推定可能で,しかも,その収束点は数学的に計算できることを示した1, 2) .筆者等はこの成果を進化計算高速化に結びつけるために,第1段階として,双極タスクの二つの局所最適解領域を移動ベクトルの方向から分離する手法と収束点の推定精度を向上させる手法を開発し3, 4) ,これらの手法が一般的なベンチマーク関数でも高速化に寄与することを示した5) .さらに研究を進め,一般的な多峰性タスクの局所解領域を逐次的に分離する手法を開発した6) .現在この手法を組み込んだ進化計算の高速化について評価中である.本論文の目的は,進化計算個体群の収束点推定精度を向上させる新たな手法を提案することである.具体的には,従来法で推定した個体群の収束点と各移動ベクトルの向きから,各々の移動ベクトルに信頼性の重みを付与し,再度収束点を推定する手法である.従来の我々の推定方法では,推定に用いる移動ベクトルを選択することはしたが,選択された移動ベクトルは同じ重要度で収束点推定計算に用いていた.以下,第2節で簡単に個体群の収束点の推定方法を簡単に説明し,第3節で提案する移動ベクトルへの重みを説明し,第4節でテスト関数を用いてその効果を評価する.最後に,第5節と第6節で考察と結論を述べる.
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http://catalog.lib.kyushu-u.ac.jp/handle/2324/1832158/ECmeetingSept2017.pdf

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