Departmental Bulletin Paper “Prediction” Reverses the Processing Difficulty of Subject and Object Relative Clauses in Japanese
先読みによる文処理負荷の変化 : 日本語の主語関係節と目的語関係節を対象に

Yasunaga, Daichi

36pp.293 - 307 , 2016 , Department of Linguistics, Faculty of Humanities, Kyushu University
ISSN:1348-1592
NCID:AA11886316
Description
ここ10 年の日本語文処理研究において、しばしば取り上げられてきた話題の一つに、「主語関係節(SR)と目的語関係節(OR)の処理負荷の大小とその原因」がある。そこで行われてきた議論の中心は、主語関係節([ gap 議員を非難した] 記者)よりも、目的語関係節([議員が gap 非難した] 記者)のほうが主要部名詞(HN)と空所(gap)との間の構造上の距離が長いために、その処理負荷が大きくなるというものであった。本研究では、OR の困難さの原因として、HN とgap 間の構造上の距離以外に、関係節構造を含む記号列であること、およびその関係節構造の種類が何であるかの2 つに関わる予測可能性が関わっている可能性を指摘する。そして、それらの要因を統制した場合にはOR のほうが読み時間が短くなるという事実を提示する。
Full-Text

http://catalog.lib.kyushu-u.ac.jp/handle/2324/1655033/p293.pdf

Number of accesses :  

Other information